【話題】牛肉など関税引き下げ固まりハウス食品G本社など関連株が動く

株式市場

■「爆弾ハンバーグ」のフライングガーデンは10%高

話題 TPP(環太平洋経済連携協定)の日米2国間協議で米国産牛肉にかかる関税が現在の38・5%から15年後に9%まで引き下げられることなどが固まったと伝えられ、「爆弾ハンバーグ」で知られる郊外型レストランのフライングガーデン<3317>(JQS)が10%高の1120円(103円高)まで上げるなど、TPP関連株の値動きが活発化している。

 豪州産牛肉のブロンコビリー<3091>(東1)も2.7%高の2626円(69円高)など、オーストラリアと締結しているEPA(経済連携協定)の効果を見直す動きも出ている。

 TPPでは、豚肉は部位によって1キログラムあたり482円の関税を10年で50円に引き下げ、高い肉の関税は撤廃すると伝えられ、日本ハム<2282>(東1)は0.5%高程度だが高値7月23日につけた上場来の高値に接近し、カツ丼のアークランドサービス<3085>(東1)は4.5%高の2900円(125円高)となっている。

 ハウス食品グループ本社<2810>(東1)は1.4%高となり戻り高値。吉野家ホールディングス<9861>(東1)は0.2%安の1472円(3円安)前後で推移し反応薄だが、市場では、関連銘柄として、すかいらー<3197>(東1)サイゼリヤ<7581>>(東1)ゼンショー<7550>(東1)松屋フーズ<9887>(東1)壱番屋<7630>(東1)あみやき亭<2753>(東1)物語コーポレーション<3097>(東1)などの動きをウオッチする様子がある。他にも意外な関連銘柄が連想されて人気化する可能性がありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る