【話題】減額のファナック2万円割る、決算発表本格化に水を差す

株式市場

話題 日経平均採用主力のファナック<6954>(東1・売買単位100株)が大きく下げ、今年2月以来ほぼ半年ぶりに2万の大台を割り、NYダウ急伸で期待された今日の相場に冷水を浴びせる展開となった。

 28日に発表の16年3月期・第1四半期決算において通期の利益を下方修正した。通期の営業利益は従来予想では2646億円だったが2182億円へ修正、前期比で26.7%減益と減益幅を拡大、1株利益でも従来予想の977.2円が815.2円となる。

 マーケットでは、「企業業績全般に対し第1四半期への期待が強かっただけに一気に企業業績へ警戒感が強まった」(中堅証券)という。

 ファナックの年初来安値は1万8705円(1月16日)でここからは押し目買いの入ることは予想される。ただ、これから主力株の決算発表が本格化するだけに企業業績への警戒感が強まり夏相場は不発となる可能性もありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る