【株式市場】日経平均は341円安、4日続落、旅行関連株や百貨店株などはしっかり

◆日経平均は2万8452円75銭(341円75銭安)、TOPIXは1971.44ポイント(21.15ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億7431万株

 8月23日(火)後場の東京株式市場は、帰国者のコロナ検査緩和、感染者数の全数検査緩和への期待などで日本航空<9201>(東証プライム)やJR東日本<9020>(東証プライム)、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などが中盤にかけて一段と上げ、資生堂<4911>(東証プライム)は14時頃から一段高となった。ただ、米国の新築住宅販売が日本時間の今夜発表になり、明日は耐久財受注の発表があり、利上げに向けた判断材料になるとされ、ソニーG<6758>(東証プライム)はジリ安基調など弱い銘柄も目についた。日経平均は303円安で始まり、大引けまで下げ幅300円台で推移し4日続落となった。

 後場は、日本空港ビルデング<9706>(東証プライム)やエアトリ<6191>(東証プライム)、KNT-CTホールディングス<9726>(東証スタンダード)が帰国者のコロナ検査緩和期待などで一段高となり、いすゞ自動車<7202>(東証プライム)は日野自の代替需要など言われて寄り後に一段と上げたまま高値圏で推移。エムティジェネックス<9820>(東証スタンダード)は神宮外苑再開発に絡む類推や憶測など言われてストップ高。ソレキア<9867>(東証スタンダード)は富士通と密接とされ量子コンピュータ-開発関連とされ前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。レントラックス<6045>(東証グロース)は月次動向など好感され朝方ストップ高のあと一進一退だったが後場再び上げて大引けまで再三ストップ高で売買された。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7431万株(前引けは4億9534万株)、売買代金は2兆3245億円(同1兆1956億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は388(前引けは416)銘柄、値下がり銘柄数は1396(同1346)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは5業種)が値上がりし、空運、鉱業、海運、水産農林、証券商品先物、石油石炭、陸運、鉄鋼、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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