カッパ・クリエイトは「社長ら逮捕へ」と伝えられたが朝安のあと大きく持ち直す、「悪材料出尽し」の見方

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■昨年7月に告訴を発表済み、報道によって不透明感は晴れる

 カッパ・クリエイト<7421>(東証プライム)は9月30日、一段安で始まったが、取引開始直後の7%安(92円安の1312円)を下値に持ち直し、2.5%安(35円安の1369円)まで回復する場面を見せて出来高も増加している。同社の田辺公己社長について、「『かっぱ寿司』社長ら逮捕へ、はま寿司の秘密不正入手の疑い」(共同通信9月30日01時46分)などと伝えられ、嫌気売りが先行したものの、このところ続落模様だったこともあり、逮捕という具体的な報道が出回った段階で「悪材料出尽し」になるとの見方が出ているようだ。

 報道を総合すると、田辺社長は、はま寿司の親会社で役員を務め、カッパ・クリエイトに転職した。カッパ・クリエイトは2021年7月5日付で、「当社役員に対する競合会社からの告訴について」を発表し、「株式会社はま寿司(以下「同社」)より不正競争防止法に纏わる告訴がなされ」「元同僚より、同社内で共有されていた『はま寿司』の日次売上データ等を数回に亘って個人的に送付を受けていたという」などと開示していた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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