【銘柄紹介】Gunsyはニュース閲覧データ活用、広告効果高める、今期5.9倍増益

銘柄紹介

Gunosy<6047>(東マ)は、本年4月28日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。ニュース閲覧アプリ「Gunosy(グノシー)」を運営している。アプリからの情報配信を通じ、ユーザーの興味・関心に関するデータを蓄積している。当該データを利用し、広告主に対し、費用対効果の高い「Gunosy Ads」)を提供している。また、その他顧客の商品やサービスの販売促進となる各種マーケティングソリューションを提供している。さらに蓄積されたデータの活用により、他のメディア上の広告効果を高めることが出来るとの考えに基づき、スマートフォンに特化したアドネットワークを構築し、広告の配信を行っている。

2011年10月にサービスを開始した、グノシーは国内累計ダウンロード(DL)数は前2015年5月期末において977万DLとなり、前の期末比で625万DLの増加。稼働広告主数(15年5月期第4四半期)は600社超と順調に伸長。現在1,000万DLを突破している。

今2016年5月期は、スマートフォン時代のプラットフォームになるべく、ユーザー獲得と配信情報領域の拡大を行っている。「マンガ」や「占い」など、ユーザーの滞在時間を伸ばすコンテンツを配信。広告宣伝費は、訴求内容を適切に調整しながらCPAの増加を抑制。

今2016年5月期・第2四半期業績予想は、売上高が22億5800万円(前年同期比76.8%増)、営業損益が3億1000万円の黒字(同2億9600万円の赤字)、経常利益が3億1000万円の黒字(同3億円の赤字)、最終損益が2億7500万円の黒字(同3億0100万円の赤字)と黒字転換を見込む。

2016年通期業績予想は、売上高が51億3300万円(前期比62.2%増)、営業利益が11億2800万円(同5.9倍)、経常利益が11億2800万円(同7.4倍)、純利益が10億0100万円(同7.4倍)を見込んでいる。

株価は、5月7日に上場来高値2140円をつけた後、6月15日高値2062円と買い直されてから7月9日上場来安値1156円まで調整を挟んで7月15日高値1711円と上昇。その後、上げ一服からモミ合っている。スマートフォン用アプリの利用者数が今後も増加する見通しで広告収入が伸長が予想されている。目先1300円割れで下値を固めた感があり、押し目買い妙味が膨らみそうだ。

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