KHネオケムは業績修正安前の株価を回復、好材料に反応しやすくなるとの見方

■10月27日に業績予想の下方修正を発表し水準を下げていたが

 KHネオケム<4189>(東証プライム)は11月8日の後場、一段と強含み、14時過ぎには8%高の2720円(203円高)前後で推移して出直り幅を広げている。7日に発表した第3四半期決算などが好感され、10月下旬の業績下方修正による急落直前の水準(10月27日の終値2684円)を回復している。値動きからは業績の鈍化を完全に消化し終えた形になり、今後は好材料に反応しやすくなるとの見方が出てきた。

 さる10月27日の15時に今期・2022年12月期の連結業績予想の下方修正を発表し、株価はこの日の終値2684円に対し翌28日は7%安(184円安の2500円)となった。その後は2500円台で小動きを続けてきたが、11月7日15時の第3四半期決算発表を受け、翌日の株価は急回復となった。今12月期の連結業績予想は、10月下旬に下方修正した際の数値をそのまま継続したが、営業利益を見ると、第3四半期決算(2022年1~9月・累計)が90.80億円となり、12月通期予想130億円の69.8%を確保。下方修正の要因の一つだった生産性の低下などは最悪期を越えたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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