【株式市場】前場の日経平均は136円高、半導体関連株が活況で資源株や銀行株もしっかり

◆日経平均は3万2146円33銭(136円07銭高)、TOPIXは2282.72ポイント(5.67ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億3875万株

 8月24日(木)前場の東京株式市場は、米半導体大手エヌビディアの四半期好決算を受けて半導体関連株が軒並み上げて始まり、アドバンテスト<6857>(東証プライム)は約3週間ぶりに2万円台を回復、レーザーテック<6920>(東証プライム)は約1週間ぶりに2万2000円台を回復。証券会社の投資判断を受けてINPEX<1605>(東証プライム)などの資源株が上げ、関東大震災100年に関連して大林組<1802>(東証プライム)などの建設株もしっかり。倉庫株も高い。日経平均は120円高で始まり、午前9時半頃に188円86銭高(3万2199円12銭)まで上げた。その後は一進一退を続けたが上げ幅を保ち4日続伸基調となった。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり「GPUクラウドサービス」への引き合いが当初計画を大きく上回るため追加投資との発表を好感。サッポロホールディングス<2501>(東証プライム)は糖質とプリン体各70%オフの新ビールに期待強まり15年ぶりの高値。イビデン<4062>(東証プライム)は米半導体株高に加え子会社の吸収合併も好感され16年ぶりの高値。山崎製パン<2212>(東証プライム)は証券会社の投資判断を受けて5年ぶりの高値。ジーデップ・アドバンス<5885>(東証スタンダード)は米エヌヴィディアからの受注や製品展開など好感されストップ高。アクアライン<6173>(東証グロース)は東京都知事の節水令を受けてミネラルウオーター事業に追い風とかでストップ高。スマサポ<9342>(東証グロース)はリクルートとの提携などで一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億3875万株、売買代金は1兆4670億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1087銘柄、値下がり銘柄数は651銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、倉庫運輸、銀行、建設、海運、情報通信、電気機器、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る