【株式市場】日経平均は朝方の107円高から値を消し28円安、TOPIXは値を保ち小じっかり

◆日経平均は2万7871円09銭(28円68銭安)、TOPIXは1967.16ポイント(0.13ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億8908万株

 11月21日(月)前場の東京株式市場は、為替の円安とNY株の反発などを受けてトヨタ<7203>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)が反発して始まるなど、自動車、半導体、鉄鋼、海運株などが堅調だったものの、自動車株や半導体株は午前9時半頃には伸び悩み、日経平均は82円高で始まった直後の107円29銭高(2万8007円06銭)を上値にダレ模様となった。三菱商事<8058>(東証プライム)などの大手商社株も米投資会社による大量保有報告書などを受け堅調だが伸び悩んだ。日経平均は午前11時に53円47銭安(2万7846円30銭)まで軟化し、前引けも小安い。一方、TOPIXは小幅高。

 CIJ<4826>(東証プライム)やTDCソフト<4687>(東証プライム)が急伸し地銀のITシステム統合に向けた動きなど買い材料視。イトーキ<7972>(東証プライム)は四半期決算を発表した11月14日から一段と動意を強め再び高値を更新。9月上場のEWELL<5038>(東証グロース)は四半期決算と業績予想の増額修正を再評価とされ再び高値を更新。ピクスタ<3416>(東証グロース)はコンテンツの使用権の仲介新サイトに期待強まり一時2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億8908万株、売買代金は1兆3105億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1036銘柄、値下がり銘柄数は702銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、鉄鋼、非鉄金属、卸売り、繊維製品、海運、電力ガス、銀行、建設、不動産、空運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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