フェニックスバイオが一時急伸、ヒト非アルコール性脂肪性肝炎モデルに関する発明の特許を好感

■同社製PXBマウスが貢献、需要増などに期待強まる

 フェニックスバイオ<6190>(東証グロース)は2月8日、急伸商状となって大きく出直り、午前10時にかけて14%高の810円(97円高)まで上げた後も6%高の760円前後で強い相場が続いている。7日付で、出願中のヒト非アルコール性脂肪性肝炎モデルに関する発明(特願2019-550478)が日本において特許査定されたと発表し、買い材料視されている。PXBマウスの需要増などに期待が強まった。公益財団法人:東京都医学総合研究所(東京都世田谷区)との共同出願とした。

 発表によると、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、アルコールをほとんど摂取していないにも関わらず脂肪肝(肝臓に中性脂肪が蓄積された状態)になり、重症化して肝臓に炎症が起こる疾病。肝硬変、肝がんへと進行する可能性がある。本NASH病態モデルは、ヒト肝細胞を持つキメラマウス(当社製品:PXBマウス)が従来のマウスモデルでは難しかったヒトNASH患者にみられる所見を再現しており、ヒトのNASH病態の解明や創薬研究に寄与できるものと考えている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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