青山商事が連日高値、コロナ収束とともにビジネスウェア回復、今期5割増益予想など好感

■前3月期は営業利益3倍、フランチャイジー事業、カード事業も急回復

 青山商事<8219>(東証プライム)は5月17日、一段高となり、取引開始後は4%高に迫る1220円(47円高)まで上げて年初来の高値を3日連続更新し、2020年3月以来の1200円台に進んでいる。5月12日に発表した2023年3月期の連結決算が営業利益3.3倍となるなど大幅に回復し、今期の予想も実質大幅増の見込み。以後、連日上値を追う相場となっている。株価はまだPER8倍台に過ぎず、いぜん割安感が強いようだ。

 23年3月期の連結売上高は前期比10.6%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は3.2倍となった。コロナ収束とともにビジネスウェアの需要が回復、フランチャイジー事業とカード事業の収益も大幅に回復した。今期・24年3月期の連結業績予想は、会計上の一部項目の計上変更のため単純比較できないが、営業利益は110億円の見込みとし、23年3月期の71.1億円に対し55%の増加。1株利益は140円台になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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