【銘柄フラッシュ】好決算のパピレスなど急伸し第一生命保険は上場来の高値

株式市場 銘柄

 11日は、四半期決算の好調だった銘柄を軸に物色が活発で、任天堂<7974>(東1)が前場5.9%高まで上げて2011年以来の高値に進み3日続伸となり、ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は7.6%高となり2日続伸、第一生命保険<8750>(東1)は10日発表の四半期決算が好感されて一時5.5%高となり上場来の高値に進み、同じくパピレス<3641>(JQS)は24.2%ストップ高となった。

 11時過ぎに中国が人民元を対ドルで2%近く切り下げたと伝えられ、日経平均は後場寄り後に一時226円68銭安(2万582円01銭)まで急落する場面があったが、鉄鋼株は中国景気の持ち直しに期待との見方があり、新日鐵住金<5401>(東1)は2.4%高、コマツ<6301>(東1)は1.9%高と底堅い。並行して内需消費関連株も注目され、小林製薬<4967>(東1)は一時4.1%高となり上場来の高値に進み、東京都競馬<9672>(東1)は四半期業績好調で2.2%高と年初来の高値。

 ベネフィット・ワン<2412>(東2)は昨日まで4日続落となり8月3日から開始の自社株買いなどに期待強まり3.5%高と反発し、駅探<3646>(東マ)は7日発表の四半期決算などが好感されて15.9%ストップ高。エン・ジャパン<4849>(JQS)は昨日発表の四半期決算などが好感されて6.6%高の大幅続伸。

 本日新規上場のパルマ<3461>(東マ、売買単位100株)はトランクルームなどのレンタル収納スペースの管理運営代行が主事業で、11時20分に公開価格1350円を71%上回る2302円で初値がつき、その後2540円まで上昇し、後場は売買交錯となったが大引けは2117円で公開価格を大きく上回った。

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