アドバンテストは2000年以降の高値まで10円に接近、韓国の大規模半導体製造拠点構想などに期待強まる

■投資額300兆ウォン(31兆円)と伝えられ経済協力を注視

 アドバンテスト<6857>(東証プライム)は3月16日の前場、1万1600円(270円高)まで上げ、株式分割を考慮した2000年以降の最高値1万16110円(2023年3月9日)まで10円に迫る場面を見せ、後場も1万1540円(210円高)で堅調な始まりとなっている。半導体検査装置の世界的大手で、業績は連続最高を更新する見込み。韓国・尹錫悦大統領の大規模半導体製造拠点構想などが買い材料視されている。

 また、三菱電機<6503>(東証プライム)が14日にパワー半導体の新工場の建設を発表したことも買い促進要因になっている。韓国の尹錫悦大統領は直近、ソウル首都圏に投資額300兆ウォン(31兆円)規模で世界最大級の先端的半導体製造拠点を建設する構想を発表したと伝えられた。尹大統領は16日に来日すると伝えられている。経済協力に関する踏み込んだ展開に期待する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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