ENEOSホールディングスが一段と出直る、台湾での半導体用材増強などに続き独でのEV電池再利用事業などに注目集まる

■2月に業績予想を下方修正したが株価は横ばいを続け影響薄

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は4月3日、続伸基調で始まり、取引開始後は476.2円(11.0円高)まで上げて一段と出直っている。3月中旬以降、グループ企業による日本海洋掘削株式会社(東京都台東区)の株式譲受や台湾での半導体用スパッタリングターゲットの生産増強などを発表して買い材料視されてきた上、3日は「JX金属、独にEV電池再利用設備、VWと連携」(日本経済新聞4月3日付朝刊)と伝えられ、注目の強まる相場になっている。

 2月10日に発表した第3四半期決算では、石油製品マージンのマイナスタイムラグなどを織り込んで通期の連結業績予想を下方修正したが、株価は横ばいを続けて下方修正の影響は薄かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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