【株式市場】日経平均は120円安、反落、後場は決算発表銘柄に短期資金が集中

◆日経平均は2万9122円18銭(120円64銭安)、TOPIXは2085.91ポイント(11.64ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億1532万株

 5月10日(水)後場の東京株式市場は、取引開始と同時に3月決算を発表した旭化成<3407>(東証プライム)が一段高となった一方、13時過ぎに発表した日清食品HD<2897>(東証プライム)は下げ、13時半に発表した三菱重<7011>(東証プライム)は一段高など、決算発表銘柄に短期資金が飛び乗り渡り歩く雰囲気の相場になった。日経平均は117円安で始まり、14時に172円71銭安(2万9070円11銭)まで下押したが、大引けにかけては50円ほど持ち直し、前日比での反落幅を縮めた。

 14時前に決算と自社株買いなどを発表したトヨタ<7203>(東証プライム)が一時大きく上値を追い、14時に発表した日本製鉄<5401>(東証プライム)は急反落。14時に発表した矢作建設<1870>(東証プライム)は急伸しストップ高。白鳩<3192>(東証スタンダード)は業績回復拡大を買う相場の第2幕とされ切り返し高を連日継続。ピアズ<7066>(東証グロース)は業績予想の増額を受け2日連続ストップ高。TrueData<4416>(東証グロース)はYouTube広告効果検証の新サービスなど材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億1532万株(前引けは6億3328万株)、売買代金は3兆1878億円(同1兆5174億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は436(前引けは450)銘柄、値下がり銘柄数は1341(同1314)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けは7業種)の上げにとどまり、海運、倉庫運輸、銀行、ガラス土石、建設、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る