NECは上場来高値に向け上値追う、迷子など探す業界初のAI「あいまい検索技術」など材料視

■3月決算「大幅過達」、発表後に急伸しジリ高続く

 NEC(日本電気)<6701>(東証プライム)は5月24日、連日上値を指向し、午前10時にかけて6490円(50円高)まで上げて昨23日につけた年初来の高値に顔合わせし、上場来高値6850円(2021年4月)に向けて出直りを続けている。4月末に発表した3月決算を受けて5月初に急伸し、以後、ジリ高傾向となって年初来の高値を更新中。24日は、朝のテレビ情報番組で、迷子など特定の人物をAIによる業界初の「あいまい検索技術」で高速・高精度に検索することのできるシステムが放送されたとして注目を強める投資家もあるようだ。「あいまい検索技術」は同社ホームページに5月19日付で掲載されている。

 2023年3月期の連結決算は、売上収益、調整後営業利益、当期利益とも「予想値を大幅に過達」(説明資料より)。政策保有株式原則ゼロ方針を推進し、保有銘柄数(上場株式)は20年3月末から7割減少。キャッシュ・フローに大きく貢献した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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