第一三共が出直り強める、国内で一部変更承認の抗悪性腫瘍剤などに注目再燃

■SQにからむ売買が朝に通過し現物株が動きやすくなる

 第一三共<4568>(東証プライム)は6月9日、再び出直りを強める相場となり、4917円(177円高)まで上げて5月19日につけた年初来の高値4981円に向けて上値を指向している。株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出にからむ売買注文が同日朝に通過し、現物株が動きやすくなったため、5月下旬に発表した抗悪性腫瘍剤「ヴァンフリタ錠17.7mg・26.5mg」の国内での一部変更承認の取得などを再び買い材料視する動きが出ているようだ。

 同製剤は、国内において「再発又は難治性のFLT3-ITD変異陽性の急性骨髄性白血病」の適応で2019年6月に製造販売承認を取得し、同年10月より販売されている。AML一次治療における寛解導入療法期、地固め療法期及び維持療法期を通して承認された、国内で初めてのFLT3阻害剤。AMLは白血病の23.1%を占め、成人に最も多くみられる白血病という。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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