【株式市場】日経平均は198円安、5日続落だが後場一時322円安から持ち直す

◆日経平均は3万2189円73銭(198円69銭安)、TOPIXは2243.33ポイント(11.57ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億1513万株

 7月10日(月)後場の東京株式市場は、日米金利の上昇などを受けて引き続き自動車株や値がさ半導体株、大手商社株などが重く、鉄鋼、海運株も前場に続いて軟調に推移した一方、銀行株や保険株は小じっかり。名古屋銀<8522>(東証プライム)はPBR0.3倍前後も注目され、やはり低PBRの日本紙<3863>(東証プライム)なども高い。四半期好決算だった良品計画<7453>(東証プライム)は後場寄りから大引けまでストップ高買い気配。同じくライフコーポ<8194>(東証プライム)は前場の上げ幅をほぼ保って推移。楽天グループ<4755>(東証プライム)は東証による浮動株比率の見直しにより出来高2日分の買い需要とされ続伸。日経平均は後場寄り後に前場の安値を割り322円79銭安(3万2065円63銭安)まで下押したが、ファーストリテ<9983>(東証プライム)の戻りなどを受けて13時50分にかけて一時小高くなり、大引けは再び軟調で5日続落となった。

 後場は、リョービ<5851>(東証プライム)が一段ジリ高となり前場に続いて「ギガキャスト」を材料視。応用地質<9755>(東証プライム)も一段と上げ西日本、九州での記録的豪雨や北海道での地下水急噴出など材料視。エコートレーディング<7427>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益など受け朝から大引けまで買い気配のままストップ高。くろがね工作所<7997>(東証スタンダード)は大阪万博関連の需要が多いのではとされて一段高。カルナバイオサイエンス<4572>(東証グロース)は米国での特許と今後のマイルストン収入などへの期待で大幅続伸のまま活況高。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は米Meta社の新SNSサービス「Threads(スレッズ)」に関する支援サービス開始に注目集まり2日続けて大幅高。新規上場5日目のAeroEdge<7409>(東証グロース)はもみあい上抜け型となり高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は15億1513万株(前引けは7億1179万株)、売買代金は3兆6945億円(同1兆7227億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は932(前引けは1074)銘柄、値下がり銘柄数は814(同692)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けも9業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、パルプ紙、小売り、建設、情報通信、倉庫運輸、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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