PKSHA Technologyグループ、スルガ銀行がAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」を導入

■顧客対応業務の効率化とサポート品質の向上を目的に導入

 PKSHA Technology<3993>(東証スタンダード)は10日、グループ会社であるPKSHA Workplaceが、スルガ銀行<8358>(東証プライム)と、深層学習と自然言語処理(NLP)を活用した対話エンジン「PKSHA Chatbot」の運用を開始したと発表。

 PKSHA Workplaceはチャットボットをはじめとする自然言語処理技術を活用した多様なAI SaaSプロダクトにより、働く人々とソフトウエアが相互に関わり合いながら共に進化していく新たな関係性を実現し、運用性の高いプロダクトを提供することで企業のDX推進を支援する。

■導入の背景

 スルガ銀行では顧客の利便性向上に向けて、インターネットバンキングをはじめとするデジタル化に力を入れていた。顧客問合せ対応においては、以前より複数のインターネット支店に最適化したFAQページを設置する等、FAQシステムを中心に展開を進めていたが、キャンペーン等に伴う繁忙期を筆頭に、電話問合せ対応による業務負荷が課題となっていた。電話問合せ以前にわかりやすく回答に誘導することを通じた顧客利便性向上と問合せ対応の効率化を目的にAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」の導入が決定された。

■導入の概要

 顧客からの問合せに対応するにあたり、同社ホームページやスマホアプリ「スルガ銀行CONNECT」上にチャットボットを設置し、商品・サービス及び事務手続きに関する問合せを、24時間365日受け付けられる状態を構築した。一部の質問については既に導入していた「PKSHA FAQ」と連携した上で、一般的な回答をAIチャットボットがアシスタントとして自動で即時回答することで顧客をサポートする。

・地方銀行への導入事例が多くあり、成功事例のノウハウを享受できる点
・社開発のAIエンジンにより高い回答精度を誇る点
・AIチャットボットの運用において、導入後のメンテナンスが極めて重要であり、PKSHA社がこの点に力を入れていると確信が持てた点

 今回、自社の自然言語処理技術を活用した回答精度の高さ、地方銀行への導入実績が多数あり業界でのノウハウが豊富な点、加えて安定的な運用に向け重要視していたメンテナンス性の高さに力をいれていた点が評価され、PKSHA Chatbotの導入が決定された。

 PKSHA Workplaceは今後も継続的に地方銀行の導入に伴走し、テクノロジーを活用したコミュニケーションの新たな形を探索しながら、地銀全体のDXを加速すべく邁進していく所存である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る