パナソニックと神戸高専、小型高濃度ファインバブル発生デバイスを共同開発

■ベンチュリ構造に球体設置、圧力損失を抑制し高効率化

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)傘下のパナソニックくらしアプライアンスは9月24日、神戸市立工業高等専門学校機械工学科の鈴木隆起教授と共同で、小型高濃度ファインバブル(FB)発生デバイスを開発したと発表した。FBは直径100μm未満の微細気泡であり、電気的相互作用や疎水性相互作用、気泡消滅時の圧力変化など多様な作用を持つため、洗浄や美容・健康分野で応用が期待されている。従来はベンチュリ構造を用いた発生法において、気泡濃度を高めると圧力損失や流量低下が課題となっていた。

 今回開発したデバイスは、ベンチュリ管の入口部に球体を設置する独自構造を採用し、水流速度を高めつつ圧力損失を抑制した。さらに内部構造を精密設計することでFB発生効率を大幅に向上させ、流量低下を防ぐことに成功した。また水流モードを切り替えることで、ウルトラファインバブル(UFB)とマイクロバブルの発生比率を調整でき、用途に応じた最適な気泡供給が可能となった。

 加えて美髪効果の検証も行われ、水道水中の金属イオンが毛髪表面に付着しトリートメント剤の浸透を妨げる現象を、UFBが低減することを確認した。さらにUFBの増加によって剤の吸着が促進され、まとまり感やツヤ感などの効果がモニター評価で認められた。同社は今後もヘアケア領域で新たな習慣を提案し、技術革新を通じて利用者の美と健康の実現に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■年間供給1万8000戸、ナショナルビルダーへ加速  住友林業<1911>(東証プライム)は2月1…
  2. ■募集社数は減少も人数は78%増、製造業で顕著  東京商工リサーチは2月5日、2025年の上場企業…
  3. ■老朽化・投資不足が直撃、地方で倒産・廃業7割超  帝国データバンクは2月6日、2025年に発生し…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■自己株式取得銘柄に投資妙味  山王<3441>(東証スタンダード)は3月13日、今7月期業績の上…
  2. ■自己株式取得株に「PKO」効果を期待しリスク最小化も一策  どこもかしこも春の嵐である。前日22…
  3. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  4. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  5. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  6. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る