三井不動産は反発幅を広げる、東京オリンピックの選手村だった「晴海フラッグ」のタワマン人気で注目再燃

■最人気は最上階3億4990万円の部屋で142倍と伝わる

 三井不動産<8801>(東証プライム)は7月19日、次第に強含む相場となり、午前11時過ぎに2809.0円(52.5円高)まで上げて反発幅を広げている。東京オリンピックの選手村だった大規模マンション街区「晴海フラッグ」に建設されるタワーマンションの入居希望者の抽選結果が公表され、「平均倍率は15倍余り」「最も人気が高かったのは、最上階にある3億4990万円の部屋で、倍率は142倍」(NHKニュースWEB7月19日07時10分)とされて注目を集めている。大手不動産株はそろって高い。

 報道によると、このタワーマンションの販売は今月始まり、売りに出された573戸に対し、合わせて8790件の申し込みがあり、平均倍率は15.3倍だった。「晴海フラッグ」をめぐっては、すでに販売された17棟で、転売目的の投資家らが複数の部屋に申し込み、平均倍率が71.1倍、最高倍率が266倍となる事態となった。事業を監督する東京都が対策を求めた結果、事業者は、購入できる上限を2戸に制限したほか、第1希望の部屋に限り、当選確率が2倍となる措置をとったという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る