保険、銀行株が軒並み上げ第一生命HDは4%高、日銀「金利上限超え容認案」と伝えられ金利上昇の観測

■10年国債利回りは「上限」を上回る

 第一生命HD(第一生命ホールディングス)<8750>(東証プライム)は7月28日、出直りを強めて始まり、取引開始後は4%高の2804.0円(109.5円高)まで上げて約半月ぶりに2800円台を回復している。日銀の金融政策決定会合(7月27、28日)を巡り、日本経済新聞電子版が「日銀、金利操作を柔軟運用、上限0.5%超え容認案」(7月28日午前2時)と伝え、金利上昇観測が広がった。市中金利が上がれば資産運用環境が好転する。保険株、銀行株は軒並み堅調となっている。

 長期金利の指標と位置付けられている10年国債は28日朝の債券市場で利回りが0.505%(前日夕方に比べ0.01%近く上昇)をつけ、日銀がYCC(イールドカーブ・コントロール)で上限とする0.5%を上回っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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