【株式市場】日経平均は276円高、後場一段と上げ4日続伸、東電HDは途中から軟化

◆日経平均は3万2287円21銭(276円95銭高)、TOPIXは2286.59ポイント(9.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億1050万株

 8月24日(木)後場の東京株式市場は、原発処理水を午後にも放出開始とされた東京電力HD<9501>(東証プライム)が13時過ぎから軟化し材料出尽し感とされたが、前場上げた半導体関連株は上げ幅を保って推移し、東京エレク<8035>(東証プライム)は大引けにかけて一段高。大林組<1802>(東証プライム)や鹿島<1812>(東証プライム)などは関東大震災100年を機に防災都市関連需要が言われ一段ジリ高。三菱地所<8802>(東証プライム)などの不動産株も一段ジリ高となった。日経平均は前引け値を40円ほど上回って始まり、13時半頃から次第高となって287円65銭高(3万2297円91銭)まで上げて大引けもこの高値圏を保ち4日続伸となった。

 後場は、船井総研ホールディングス<9757>(東証プライム)が中盤から一段ジリ高となり、自社株買いなど好感。力の源ホールディングス<3561>(東証プライム)も一段ジリ高となり、春の世界野球でラーメン「一風堂」が世界の観光客に拡散の見方。クボテック<7709>(東証スタンダード)はフライホイール蓄電やワイヤレス給電に関連とされ出直り急。アディッシュ<7093>(東証グロース)は『TikTok』の「炎上」など監視する新サービスに期待強まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1050万株(前引けは5億3875万株)、売買代金は2兆9085億円(同1兆4670億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1153(前引けは1087)銘柄、値下がり銘柄数は610(同651)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、建設、石油石炭、情報通信、証券商品先物、電気機器、銀行、機械、海運、食料品、その他金融、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る