凸版印刷は反発、液晶調光フィルムがトヨタ「センチュリー」に世界初搭載

■OATアグリオと共同で植物における新しいゲノム編集技術の開発に成功

 凸版印刷<7911>(東証プライム)は11日、50円高(1.40%高)の3624円まで上げて反発している。株価は7日まで9連騰し年初来高値をつけたが、8日は全体相場の影響と利益確定売りに押され反落していた。

 同社は8日に、AGC<5201>(東証プライム)のガラスと、同社の「LC MAGIC」を組み合わせた世界初の調光サイドウィンドウガラスが、2023年9月6日発表のトヨタ自動車<7203>(東証プライム)の「センチュリー」に採用されたと発表。同社は、スイッチ一つで透明と不透明を瞬時に切り替えられる液晶調光フィルム「LC MAGIC(エルシーマジック)」を2016年から提供している。

 また7日には、国立研究開発法人産業技術総合研究所とOATアグリオ<4979>(東証プライム)グループの関連会社インプランタイノベーションズと共同で植物における新しいゲノム編集技術の開発に成功したと発表。針状結晶「ウイスカー」を用いた新しい分子導入技術でゲノム編集作物のより効率的な作製を可能にすることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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