MIXIが堅調、発行株数の6%近い450万株の消却など好感、PBR向上への期待強い

■人気スマホゲームの大型アップデート効果などにも熱視線

 MIXI(ミクシィ)<2121>(東証プライム)は9月25日、反発して始まった後ジリ高基調となり、午前10時にかけて2459円(65円高)まで上げて下値圏から出直っている。前取引日(22日)の15時、発行済株式総数の6%近い450万株の自己株式の消却を発表したことや、9月下旬からの人気スマホゲームの大型アップデートやコラボイベント開催による効果などへの期待が買いにつながっているようだ。

 450万株(消却前の発行済株式総数に対する割合5.75%)を9月29日付(予定)で消却すると発表した。同社株はPBR(株価純資産倍率)0.98倍前後で推移しており、わずかだが1倍割れとなっている。東証は上場各社に向けて資産効率の更なる向上を求めており、端的にはPBRの向上などが指標として重視されている。MIXIが22日に発表した自己株式の消却もこれにつながる上、広義の株主還元になるため、歓迎する投資家は少なくないとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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