京成電鉄は新京成電鉄を吸収合併へ、シナジー効果の早期発揮と経営効率化を目指す

■2025年4月1日に効力発生予定

 京成電鉄<9009>(東証プライム)は31日、完全子会社である新京成電鉄株式会社を2025年4月1日に吸収合併することを発表した。同合併は、千葉県北西部における事業基盤の強化及び地域活性化、経営資源の相互活用による競争力強化及び事業規模の拡大、スケールメリットを活かした効率的な協働体制の実現といったシナジー効果の発揮を目的としている。

 同合併は完全子会社との合併であるため、株式その他の金銭等の割当てはなく、連結業績への影響は軽微である。なお、同合併に伴い、2026年3月期の個別決算において、抱合せ株式消滅差益を特別利益として計上する見込みであるが、現時点では金額は確定していない。

 京成電鉄は1909年に設立され、鉄道による一般運輸業や土地、建物の売買及び賃貸業を展開している。2023年3月期の連結売上高は2523億円、親会社株主に帰属する当期純利益は269億円であった。新京成電鉄は1946年に設立され、千葉県北西部を主な営業エリアとして、鉄道による一般運輸業や土地建物の売買及び賃貸事業を展開していた。2023年3月期の単体売上高は140億円、当期純利益は75億円であった。京成電鉄は2022年9月1日に新京成電鉄の全株式を取得し完全子会社化した。

 同合併後、京成電鉄の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金及び決算期に変更はない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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