三菱電機は自動車機器事業を分社化へ、2024年4月1日に新会社「Melco自動車機器株式会社」を設立

■事業運営の効率化とポートフォリオの再構築を目指す

 三菱電機<6503>(東証プライム)は、自動車機器事業の分社化について31日、2024年4月1日を効力発生日(予定)として、同社の自動車機器事業を吸収分割の方式により、今後、連結子会社として新設するMelco自動車機器事業分割準備株式会社(準備会社)に承継することを決定したと発表した。

 この会社分割の目的は、収益改善が課題であり、また、CASE(Connected(つながる)」「Autonomous(自動化)」「Shared&Service(利活用)」「Electric(電動化)」の頭文字を取ったモビリティ変革を表す言葉)をはじめとして、産業構造が急速に転換する中、意思決定プロセスを簡素化し、よりスピーディーな事業運営を行うためである。これにより、一段の「事業運営の効率化」と「事業ポートフォリオの再構築」を図っていくという。

 準備会社は、同社の100%出資の連結子会社となり、この分割に際し、同社に対して普通株式1株を交付する。準備会社は、分割に伴い、「Melco自動車機器株式会社」に名称を変更する予定である。新会社の資本金は100億円とし、事業内容は自動車機器に関する事業とする。

 同会社分割は、同社において、会社法第784条第2項の規定に基づく簡易吸収分割であり、株主総会の承認を要しないため、執行役会議における審議を踏まえた執行役社長の決定により実施する。なお、準備会社は完全子会社であるため、この分割が連結業績に与える影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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