クボタと住友建機、建設機械のOEM供給で協業へ、製品ラインアップを拡充

■市街地から海外までニーズに応える

 クボタ<6326>(東証プライム)と住友重機械工業<6302>(東証プライム)の連結子会社の住友建機株式会社は、建設機械のOEM供給に関する具体的な検討を開始したと発表した。両社は、市街地の建設工事や幅広い土木工事などに使用される小型から中・大型までの建設機械において、省燃費や高い操作性などの技術開発力やICTソリューションに強みを持っている。しかし、現状の製品ラインアップでは、多様なサイズの建設機械が求められる工事現場で、顧客のニーズに十分に応えられていないという課題がある。

 そこで、両社は顧客のニーズに応えるため、OEM供給の具体的な検討を開始することにした。具体的には、クボタは海外での需要が高い14t油圧ショベルを住友建機から供給を受けることを検討し、住友建機は海外向けにクボタの小型機種の供給を受けることを検討する。これにより、両社はそれぞれの強みを更に活かし、製品ラインアップの拡充とお客様ニーズの満足を目指すことができる。

 この協業は、世界各国で人口増加やインフラ投資などに伴う建設機械の旺盛な需要や人手不足への対応など、建設業界における課題解決に貢献するものと期待される。両社は今後もお客様第一主義に基づき、高品質な製品とサービスを提供していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  2. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
  3. ■自律制御とフライバイワイヤ技術でパイロット不要、26年初飛行予定  ロッキード・マーティン(NY…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る