【株式市場】日経平均は後場一段と上げ479円高、円安進み自動車、半導体株など上げ幅拡大

◆日経平均は3万2646円46銭(479円98銭高)、TOPIXは2335.12ポイント(29.17ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億7837万株

 11月9日(木)後場の東京株式市場は、一段と円安傾向が強まったことなどでトヨタ<7203>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)、ファナック<6954>(東証プライム)などが一段と強い値動きを続け、任天堂<7974>(東証プライム)も一段ジリ高、対ユーロでも円安が強まったため四半期決算で欧州の時計事業が好調だったカシオ計算機<6952>(東証プライム)も一段ジリ高となったほか、円安は逆風のニトリHD<9843>(東証プライム)も日経平均採用で連動買いと一段高。石油資源開発<1662>(東証プライム)なども一段強調相場になった。日経平均は時間とともに上げ幅を広げ、14時40分過ぎに557円23銭高(3万2723円71銭)まで上げ、大引けも上げ幅500円近くを保ち3日ぶりに大幅反発となった。

 後場は、三菱瓦斯化学<4182>(東証プライム)が一段ジリ高となり四半期決算と自社株買いの発表など好感。日本板硝子<5202>(東証プライム)は大引け後に予定する四半期決算発表に期待と反発幅を一段拡大。タイガースポリマー<4231>(東証スタンダード)は第2四半期の営業黒字化など好感されストップ高。パリミキホールディングス<7455>(東証プライム)は業績予想の増額修正が好感され出直り幅を拡大。フレクト<4414>(東証グロース)も一段と出直り四半期決算が連日好感されて2日連続大幅高。JTOWER<4485>(東証グロース)も四半期決算が好感され出直り幅を拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は16億7837万株(前引けは8億2768万株)、売買代金は4兆443億円(同2兆548億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1285(前引けは902)銘柄、値下がり銘柄数は332(同700)銘柄。変わらずは42銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、石油石炭、鉱業、証券商品先物、空運、輸送用機器、卸売り、海運、その他金融、ゴム製品、電力ガス、不動産、金属製品、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る