ヨシムラ・フード・HDは後場一段高、日中首脳会談を受けホタテなどの対中国輸出再開に期待強まる

■昨年末にホタテなどの加工会社のグループ化を発表

 ヨシムラ・フード・HD(ヨシムラ・フード・ホールディングス)<2884>(東証プライム)は11月17日の後場、一段と強含む相場となり、13時過ぎには8%高の1137円(82円高)まで上げて出直りを強めている。岸田首相と習近平国家主席との日中首脳会談が「約1時間行われ終了」(NHKニュースWEB11月17日昼12時17分)と伝えられており、日本産水産物の中国向け輸出の再開に期待が強まっている。

 同社は2022年12月に北海道産のホタテを中⼼に、サケ、イクラ、カニ等の製造加⼯・販売を行う(株)マルキチ(北海道網⾛市)の子会社化を発表したが、23年8月に中国が日本産水産物の輸入の全面停止を発表したため、推移が注視されてきた。ただ、8月下旬、「マルキチの工場は(中略)限られた企業しか取得していない対EU、対アメリカ向けのHACCP認証を取得しているため(中略)本件がマルキチの売上高に与える影響は軽微」と開示している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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