サマンサタバサは業績予想の下方修正で冬季賞与は不支給、暖冬とインバウンド需要の低迷で赤字に

■全方位的な構造改革を推進中、第4四半期には売上高回復を目指す

 サマンサタバサジャパンリミテッド<7829>(東証グロース)は12日、取締役会において、従業員の冬季賞与を不支給とすることと、2024年2月期通期連結業績予想の修正を決議したと発表。売上高は前回予想より減少し、営業利益、経常利益、当期純利益はすべて赤字となる見込みである。

■製造・販売コストの削減や新業態事業モデルの展開などで体質改善を図る

 冬季賞与の不支給は、厳しい業績と手元流動性の確保を経営の最優先課題と認識したことによるもの。業績予想の修正は、売上高が計画の約8割程度にとどまる見通しとなったことや、賞与の不支給や固定資産の譲渡に伴う売却益などを反映したことによるもの。

 同社は、全方位的な構造改革(リボーン計画)に着手し、製造・販売コストの削減や新業態事業モデルの出店拡大などを推進している。第4四半期においては、インバウンド需要の獲得や季節対応型商品の投入、戦略的ブランドパートナー企業との協業などにより業績の回復を図る予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る