【狙い場・買い場】エフティグループの今期は営業益2ケタ増、純益最高更新、年44円配当

狙い場・買い場

エフティグループ<2763>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しで割安感があり注目したい。

同社は、本年8月3日に株式会社エフティコミュニケーションズを持株会社化し「株式会社エフティグループ」へ社名変更。そして、会社分割により「株式会社エフティコミュニケーションズ」と「株式会社エフティコミュニケーションズウエスト」を新設。グループ戦略機能の強化、コーポレートガバナンス強化を行い、傘下企業間のグループシナジーの最大化を図ることによって更なる企業価値の向上に取り組んでいる。

本年2月からNTT東日本・NTT西日本による光回線卸売サービスである光コラボレーションモデルが開始されている。同社においても、法人事業では「FT光」、コンシューマ事業では「ひかり速トク」として、同社インターネット接続サービスである「アイエフネットインターネットサービス」とのセットプランを積極的に販売している。

今2016年3月期・第2四半期業績予想は、売上高172億円(前年同期比0.3%増)、営業利益20億円(同3.4%増)、経常利益20億円(同5.5%減)、純利益12億円(同8.7%減)を見込む。第2四半期末配当は30円を予定。

通期業績予想は、売上高380億円(前期比8.7%増)、営業利益50億円(同11.4%増)、経常利益50億円(同10.2%増)、純利益30億円(同8.3%増)と連続最高益更新を見込んでいる。期末配当は44円を予定している。

株価は、7月21日に年初来の高値2500円と買われた後、8月25日に年初来の安値1700円と調整を挟んで9月4日高値2284円と上昇。その後、もみ合っているが出直りつつある。マイナンバー制度への対応等のセキュリティニーズの高まりを受け、ファイルサーバー・UTM(Unified Threat Management 総合脅威管理システム)の販売が好調に推移し、収益の拡大を図っていることが注目されるほか、20万株(1.70%相当)・5億円を上限に8月27日から9月30日まで自社株買いを実施すると発表済みで、需給面で下支えすると見られる。今期予想PER8倍台と割安感があり、配当利回り3.3%と利回り妙味も増すことから、ここから権利取りの動きが加わり一段高へ向かう可能性もあるだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る