【注目銘柄】スローガンは最高業績拡大の上方修正を手掛かりに直近IPO株買いが再燃

注目銘柄

 スローガン<9253>(東マ)は、昨年11月25日に新規株式公開(IPO)されたばかりだが、早くも今年1月12日に今2022年2月期業績の上方修正を発表し、2期ぶりの過去最高純益更新の更新幅を拡大し、株価はストップ高した。ただ東証マザーズ市場が独歩安となり東証マザーズ指数が昨年来安値追いとなっていたことが響いて下値を探る動きが続いた。その東証マザーズ指数が、18日の取引時間中の昨年来安値から14ポイント戻し4営業日ぶりに反発しており、同社株にも下げ過ぎ修正期待の直近IPO株買いが再燃している。

■コロナ禍で逆にDX・SaaS関連企業の採用活動は活発化

 同社の今2月期業績は、昨年11月のIPO時の業績見通しより売り上げを3800万円、営業利益を6800万円、経常利益を7300万円、純利益を6000万円それぞれ引き上げ、売り上げ14億3100万円(前期比9.2%増)、営業利益2億5000万円(同5.85倍)、経常利益2億7700万円(同6.50倍)、純利益2億円(同4.03倍)とV字回復を見込み、純利益は、2020年2月期の過去最高(1億4500万円)を大幅に更新する。

 人材サービス事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で厳しい事業環境となっているが、デジタル化やオンライン化の進展で逆に同社の主要顧客のベンチャー・スタートアップ企業やDX・SaaS関連の新事業領域の企業などの採用活動が活発化し、新卒採用向け求人サービス「Goodfind」が好調に推移したことが要因となった。なお同社は、1月4日に今期第3四半期(2021年3月~11月期、3Q)決算を発表、純利益は2億8000万円と通期上方修正値を上ぶれて着地したが、今年1月に開始する新規事業の社会人3年目までの人材向けキャリア支援サービス「G3」などのための投資負担を考慮して上方修正値を据え置いた。

■PER13倍の下げ過ぎ修正で公開価格を奪回し初値を目指す

 株価は、公開価格1200円に対して1800円で初値をつけ上場来高値2140円まで買い進まれたが、昨年12月のIPOラッシュのなか乗り換えの売り物が出て下値を探り、上場来安値1034円まで調整した。同安値水準から今期業績の上方修正で窓を開けて急伸、ストップ高で1440円をつけたが、東証マザーズ指数の昨年来安値追いが響いて往って来いの再調整をした。PERは13.5倍と下げ過ぎを示唆しており、公開価格1200円を奪回したここからは、ストップ高でつけた高値1440円をクリアして初値回復が意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■大阪・関西万博で下りスループット約24%改善、首都圏施設で運用開始  ソフトバンク<9434>(…
  2. ■激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは  CEメディアハウスは1月27日、ニューズウィーク日本版…
  3. ■TOB80社、MBO32社と高水準を維持  東京商工リサーチは1月20日、2025年に上場廃止を…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  2. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  3. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  4. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  5. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  6. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る