旭化成の出直り目立つ、「中国バイオプロセステクニカルセンター開設」に注目強まる

■中空糸ろ過膜モジュールなど強みをさらに融合させてニーズに即応

 旭化成<3407>(東証プライム)は12月20日、小安く始まった後次第に出直り、後場は13時半を回って1025.5円(16.0円高)と4日前につけた年初来の高値1034.5円に向けて出直りを強めている。同日付で「中国におけるバイオプロセステクニカルセンターの開設」を発表しており、注目が強まっている。日経平均の600円高に比べると出遅れの印象が強いものの、PBR(株価純資産倍率)が0.8倍前後とあって、資本の効率化に向けた取組などを強化する期待もある。

 旭化成メディカルの中国の関係会社では、ウイルス除去フィルター「Planova」、マイクロフィルター「BioOptimal」や関連装置の輸入販売を行っているほか、旭化成のコア技術である中空糸ろ過膜モジュール「MICROZA」のマーケティングを行っている。このたび、中国製薬業界の顧客へさらなる価値を提供することを目的に、バイオプロセス製品とマイクローザ製品を用いた実践的なサポートを行うとともに、両事業の強みをさらに融合させて顧客ニーズに即応するためのテクニカルセンターを開設した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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