東亜建設がストップ高、四半期決算の大幅増益、業績・配当予想の増額修正、株式4分割など好感

■期末配当は150円(従来予想比40円増、前期比では60円の増配)に

 東亜建設工業<1885>(東証プライム)は2月9日、午前9時20分過ぎにストップ高の4500円(700円高、18%高)まで上げ、その後はストップ高買い気配を継続、一気に4000円台に乗って上場来の高値を更新している。8日の15時に発表した第3四半期決算が大幅増益となり、通期業績・配当予想の増額修正と株式4分割、自己株式の消却も発表、好感買いが殺到した。

 今期・2024年3月期の連結営業利益の予想は、23年11月に開示した従来予想を30.3%上回る見込みに引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.7%上回る見込みに引き上げた。国内では豊富な手持工事が順調に進捗し、設計変更獲得にともなう利益回復などがあり、海外では、大型工事の利益率が改善したことなどが寄与した。3月期末配当は1株150円(従来予想比40円増、前期比では60円の増配)の予定とした。

 株式分割は、24年3月31日(この日は日曜日のため実質的には24年3月29日)を基準日とし、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有普通株式1株につき4株の割合をもって分割するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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