日経平均34年ぶりに最高値を更新、上げ幅600円を超え終値での最高値3万8915円87銭を突破

■半導体関連株など牽引、日本復活相場の通過点に過ぎないとの見方

 2月22日午前の東京株式市場では、日経平均が再び一段高となり、午前10時16分に終値での史上最高値3万8915円87銭(1989年12月29日)を上回った。34年ぶりに最高値を更新した。3万8924円88銭(662円72銭高)まで上げている。

 米半導体大手エヌビディアの四半期決算を受けて世界的な半導体業界の業績拡大期待が強まり、東京エレクトロン<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が一斉高。これら銘柄は値動き幅が大きいため日経平均への影響度が強く、上げを牽引している。

 1989年の最高値の時は、TOPIXが半年ほど先行して天井をつけていた上、社会的にも浮かれムードや過熱感があった。また、日銀による利上げ(公定歩合(当時)の引き上げ)もあった。一方、今回はこのような状況は見られない上、構成銘柄も変化していることなどから、最高値更新は日本復活相場の通過点に過ぎないとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る