【株式市場】日経平均は744円高となり3日ぶりに最高値を更新、初の4万円大台に急接近

◆日経平均は3万9910円82銭(744円63銭高)、TOPIXは2709.42ポイント(33.69ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し17億9096万株

 3月1日(金)後場の東京株式市場は、北米景気関連株や半導体・AI関連株、金融政策の「正常化」関連株などが活況高となり、ホンダ<7267>(東証プライム)、コマツ<6301>(東証プライム)、キッコーマン<2801>(東証プライム)などが一段と上げたほか、レーザーテック<6920>(東証プライム)なども一段高となり、三菱UFJ・FG<8306>(東証プライム)も一段ジリ高。ソニーG<6758>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)も一段と強含み、伊藤忠<8001>(東証プライム)、出光興産<5019>(東証プライム)も一段と上げた。日経平均は706円高で始まり、安定的にジリ高を続けて大引け間際に824円04銭高(3万9990円23銭)まで上げ、史上初の4万円の大台に10円弱まで迫った。取引時間中の過去最高値、終値ベースでの最高値を3日ぶりに更新した。

 後場は、川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株も一段と上げ、3月末の配当狙いの買いに加えバラ積み運賃の回復観測も上乗せの見方。TOWA<6315>(東証プライム)は証券会社による目標株価の引き上げや前夜のテレビ経済番組でのトップ談話など材料視され一段高。プライム・ストラテジー<5250>(東証スタンダード)はAI関連システム構築の新サービスに期待集まり大引けまで終日買い気配のままストップ高。ピクセルカンパニーズ<2743>(東証スタンダード)は台湾の産業用ストレージ企業との提携で動意を強めている相場に特別利益の計上など加わり一段高。ジェイドグループ<3558>(東証グロース)は一段と上げNTTドコモなどとの提携が好感され中盤からストップ高。サイフューズ<4892>(東証グロース)は中盤から急伸しストップ高となり、京都大学とともに末梢神経損傷に対する新しい治療法としてバイオ3Dプリンタを用いた神経再生技術を開発との発表に期待集中。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加し17億9096万株(前引けは8億8455万株)、売買代金は5兆1147億円(同2兆5785億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は805(前引けは729)銘柄、値下がり銘柄数も805(同880)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、石油石炭、電気機器、海運、保険、銀行、不動産、精密機器、化学、鉄鋼、サービス、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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