わかもと製薬が急伸、有価証券売却益で今期の純利益を黒字予想に修正

■まだ戻り売り厚い様子だが12月末に続く急伸のため売り慎重になる可能性

 わかもと製薬<4512>(東証スタンダード)は3月11日、急伸して始まり、取引開始後に一時25%高の252円(50円高)まで上げる場面を見せて約3か月ぶりに250円台を回復し、活況高となっている。前取引日・8日の17時に有価証券売却益(特別利益)の計上と2024年3月期の予想純利益の増額修正を発表し、買い先行となった。

 有価証券売却益は1億91百万円。これを24年3月期に特別利益として計上するとした。これにともない、24年3月期の業績予想のうち純利益を従来の20百万円の赤字から1億40百万円の黒字に見直した。これにより、純利益は3期連続の黒字になる。株価は急伸後に売買交錯となって伸びきれない印象だが、12月下旬にも四半期決算が好感されて短期急伸しており、戻り売りは徐々に後退していく可能性がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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