【帝国データバンク】マイナス金利解除が企業に与える影響、借入金利「1%上昇」で企業の7%が「赤字」に

■金利上昇が企業を直撃!

 日本銀行は3月19日、マイナス金利政策を解除した。約17年ぶりの政策金利上昇は、企業の借入金利上昇を招き、収益悪化につながる可能性がある。

■1%上昇で借入金利「1%上昇」で企業の7%が赤字へ転落

 帝国データバンクが過去1年間に決算を迎えた約9万社を対象に分析したところ、借入金利が0.5%上昇した場合、企業1社当たり年間平均136万円の利息負担が新たに発生し、経常利益を平均4.6%押し下げることが分かった。さらに、3.8%の企業は経常損益が黒字から赤字へと転落する試算となった。

 金利上昇の影響は、借入金利の引き上げ幅に応じて拡大する。1%上昇では、利息負担は年273万円増加し、赤字転落企業は7.1%と1割に迫る。2%上昇では、利息負担は平均545万円増加、経常利益は平均18.2%減少、赤字転落企業は12.2%と、さらに深刻な影響が予想される。

■中小企業を中心に収益悪化懸念

 金利上昇の影響は、価格転嫁が進まず収益力に乏しい中小企業ほど大きい傾向が見られる。金利上昇による事業への影響について、「マイナスの影響が大きい」と回答した企業は40.0%に達した。今後、金利はさらに上昇していく可能性があり、収益力の向上・資金繰りの改善・金利リスクのヘッジなどを対策を検討する必要があるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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