日本シリーズ2025開幕!阪神が逆転勝ちで先手、1000億円超の経済波及に注目
- 2025/10/26 08:54
- コラム

■SMBC日本シリーズ、関連銘柄に脚光、三井住友FG・通信・交通株へ波及
10月25日、2025年SMBC日本シリーズ第1戦がみずほペイペイドームで開幕し、ソフトバンクホークスと阪神タイガースが激突した。試合は阪神が2―1で逆転勝ちし、2年ぶり3度目の日本一へ向けて白星スタートを切った。5年ぶり12度目の頂点を狙うソフトバンクは初戦を落とした。
阪神の2年ぶりセントラル・リーグ優勝による経済効果は1000億円超と試算され、地元関西を中心に関連銘柄や株式市場への波及が注目されている。特別協賛を務める三井住友銀行(SMBC)の親会社である三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)は露出増を通じて話題を集めている。ソフトバンク<9434>(東証プライム)はソフトバンクホークスの親会社で通信最大手、阪急阪神ホールディングス<9042>(東証プライム)は阪神球団を擁する中核企業であり、両グループの株式が市場で注視される展開となっている。
■関西・九州経済を刺激!小売・観光・交通関連株に買い関心
試合会場の福岡PayPayドーム(みずほグループ関係)と阪神甲子園球場(阪急阪神HD主体)は、いずれも地元経済圏と深く結びついている。九州・関西両地域では観光、鉄道、小売、飲食など幅広い分野での波及が見込まれ、関連銘柄には短期的な買い需要も発生しやすい状況だ。特に阪神のリーグ優勝を契機とした消費拡大ムードは強く、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東証プライム)、ローソン<2651>(東証プライム)などの小売株、JR西日本<9020>(東証プライム)や京成電鉄<9009>(東証プライム)などの交通株に物色が向かう可能性がある。
■阪神優勝アノマリー再燃!「優勝関連相場」が投資家心理を刺激
過去のアノマリーでは、阪神が優勝した年と翌年の日経平均株価はいずれも2ケタ上昇しており、「優勝関連相場」として機関・個人投資家の注目を集めてきた。人気球団同士の対戦は景気指標や投資家心理とも連動しやすく、地方経済への好影響も加算される。銀行、通信、交通、小売と多業種にわたる波及を通じ、2025年シリーズは経済全体を刺激するイベントとして位置づけられる。今後はシリーズ結果と株価推移を照合し、関連銘柄の反応を分析する動きが広がる見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
【SMBC日本シリーズ2025 今後の日程】
・第2戦 10/26(日) みずほPayPayドーム福岡 18:30
・第3戦 10/28(火) 阪神甲子園球場 18:00
・第4戦 10/29(水) 阪神甲子園球場 18:00
・第5戦 10/30(木) 阪神甲子園球場 18:00
・第6戦 11/1(土) みずほPayPayドーム福岡 18:30
・第7戦 11/2(日) みずほPayPayドーム福岡 18:00
(※一方のチームが4勝した時点で日本シリーズは終了。)























