【株式市場】前場の日経平均は827円安、イスラエルの出方が注視され全体的に手控え模様

◆日経平均は3万8405円58銭(827円22銭安)、TOPIXは2703.20ポイント(50.00ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億5056万株、

 4月16日(火)前場の東京株式市場は、イスラエルがイランの核施設への攻撃も選択肢に含めて報復を検討とされ、高業績・増配銘柄や期待材料の出た銘柄などを除き手控え感の強まる相場になった。中で、「ゴジラ」のヒットで大幅増益だった東宝<9602>(東証プライム)は自社株買いの発表も好感されて活況高。3月決算と配当の予想を大幅に増額修正した住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)はストップ高。日経平均は482円安で始まり、次第安のまま前引けにかけて827円安まで下押し、安値引けとなった。

 テラスカイ<3915>(東証プライム)はNTTグループとの提携など好感され2日連続ストップ高。さくらケーシーエス<4761>(東証スタンダード)は米オープンAI社が日本法人を設立し国内での事業を本格化との発表も材料視され一段高となり一時ストップ高。AGS<3648>(東証スタンダード)は「サプライヤー・マネジメント・クラウド」への期待衰えず再び一段高急伸しストップ高。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)はインフルエンサーのマネジメント新事業に期待とされ再動意となり急伸。

 新規上場のWill Smart<175A>(東証グロース)は取引開始後に1580円(公開価格は1656円)で初値をつけ、その後1780円(公開価格の7%高)まで上げ、前引けは1696円(同2%高)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億5056万株、売買代金は2兆2910億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は169銘柄、値下がり銘柄数は1473銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は精密機器1業種にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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