【株式市場】前場の日経平均は1260円安、イスラエルのイラン攻撃など受け一本調子に急落

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万6818円81銭(1260円89銭安)、TOPIXは2603.07ポイント(74.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億8883万株

 4月19日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が前引けにかけて一時146円64銭安(3万6733円06銭)まで急落した。米国で金利高止まり感が再燃しS&P500とNASDAQが5日続落、TSMC(台湾積体電路製造)が世界の半導体産業の生産見通しを引き下げたと伝えられたことに加え、中盤にイスラエルのイラン攻撃が伝えられたこともあり、東証33業種別指数は30業種が値下がりした。値上がりは石油石炭、海運、鉱業だけにとどまった。一方、さくらインターネット<3778>(東証プライム)は政府のAI開発用スパコン整備補助金に関する報道が材料視されストップ高。花王<4452>(東証プライム)もしっかり。

 東京ボード工業<7815>(東証スタンダード)が大きく出直り「炭素固定」のSDGs関連株として環境株ファンドなどが注目の見方。さくらケーシーエス<4761>(東証スタンダード)も大きく出直り米グーグルなどに続きオラクルも大規模な対日サーバー投資を発表など材料視。細谷火工<4274>(東証スタンダード)、石川製作所<6208>(東証スタンダード)などは中盤から動意を強めイスラエルのイラン攻撃報道を材料視。3月26日上場のハッチワーク<148A>(東証グロース)は安値圏から4日連続出直り。Laboro.AI<5586>(東証グロース)は政府のAI開発用スパコン整備に関連と出直り急。

 東証プライム市場の出来高概算は10億8883万株、売買代金は2兆7513億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は47銘柄、値下がり銘柄数は1600銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、海運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る