【株式市場】日経平均は907円高で高値引け、3日続伸し3万8000円台を回復、半導体株など一段と出直る

◆日経平均は3万8460円08銭(907円92銭高)、TOPIXは2710.73ポイント(44.50ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億4055万株

 4月24日(水)後場の東京株式市場は、為替が次第に円安方向に動き出し、ホンダ<7267>(東証プライム)が一段ジリ高など自動車株が一段と強い値動きとなり、信越化学<4063>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)も一段高、住友商事<8053>(東証プライム)は高値引けなど大手商社株も一段と上げた。13時に業績予想の増額修正を発表した清水建<1803>(東証プライム)は一段高。日経平均は後場寄り後まもなく一段と上げて3万8400円(848円高)に乗り、終盤まで上げ幅800円台で推移し、大引けにかけて900円高まで上げ高値引けとなった。

 後場は、第一生命HD<8750>(東証プライム)が一段と上げ25、26日に予定される日銀の金融政策決定会合に期待の様子となり、コメリ<8218>(東証プライム)は株主提案の受領と自社株買いなど好感されて一段高。PLANT<7646>(東証スタンダード)は業績予想の増額などで一段と上げ、住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)は一段の業績上振れ期待とされ一段高。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)は信用取引規制にも関わらず上げ、製品値上げとともにブランドPRを積極化させる企業が増加とされ実需の買い厚いとの見方。インフォネット<4444>(東証グロース)は戦略的M&A続く都の期待などで一段高。

 新規上場のレジル<176A>(東証グロース)は1205円(公開価格1200円)で初値をつけ、高値は前場の1220円、後場は売買交錯となり大引けは1140円。

 東証プライム市場の出来高概算は17億4055万株(前引けは8億8112万株)、売買代金は4兆5514億円(同2兆2857億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1195(前引けは1125)銘柄、値下がり銘柄数は402(同467)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、電気機器、輸送用機器、卸売り、機械、建設、ガラス土石、保険、証券商品先物、サービス、鉱業、化学、金属製品、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る