ドリーム・アーツは上場来の安値圏から急反発、第1四半期好調の見方、主サービスをセゾン自動車火災が採用

■「成長ドライバーのホリゾンタルSaaS売上は34.3%増加」

 ドリーム・アーツ<4811>(東証グロース)は5月15日、急反発となり、前場14%高の2285円(288円高)まで上げて約1か月半ぶりに2200円台を回復し、後場も2200円台で売買活発で上場来の安値圏から急激に出直っている。大企業向け業務デジタル化クラウド『SmartDB(スマートデービー)』の提供などを行い、14日にSOMPOグループのセゾン自動車火災保険(株)が採用と発表。また、同日に発表した第1四半期連結決算(2024年1~3月)も好感されている。

 第1四半期連結決算(2024年1~3月)は、決算短信では前年同期比が省略されているが、説明資料では「売上高は1221百万円(前年同期比+11.2%)と堅調に推移」、「成長ドライバーであるホリゾンタルSaaS売上は658百万円(前年同期比+34.3%)と好調に推移」などとした。見直す動きが出ているようだ。連結営業利益は1億84百万円(前年同期比8.0%減)と減益だが、販促強化などに伴い販売管理費を同25.5%増としたことなどが要因とし、「研究開発活動に投入した費用を含む売上原価率は42.9%と前期比1.7%改善」とした。

 今期・24年12月期の連結業績予想は全体に期初予想を据え置き、売上高は48億円(前期比8.1%増)、営業利益は5億80百万円(同0.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億円(同5.6%減)。営業利益は第1四半期で32%を達成しており、進ちょく度の高さも注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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