信越化学が出直り強める、自社株買いで取得した全株式を消却へ、NYでの半導体株高も追い風

■約3週間ぶりに6000円台を回復

 信越化学工業<4063>(東証プライム)は5月20日、次第高となり、午前10時40分を過ぎて6%高の6182円(342円高)まで上げ、約3週間ぶりに6000円台を回復して出直りを強めている。半導体関連株がNY市場の土光などを受けて軒並み高となっている上、17日に自社株買いと消却を発表。その分だけ株式価値の向上が見込まれるため、好感買いが先行している。

 自社株買いは、2200万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.1%)、取得総額1000億円を上限に、2024年5月20日から同年11月29日まで実施する。そして、これにより取得した全株式数を24年12月6日(予定)付で消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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