ジェイリース、広告代理店エイエフビイを完全子会社化、広告戦略強化へ

■賃料保証と広告の融合で新たなサービス展開を視野

 ジェイリース<7187>(東証プライム)は7月1日、総合広告業のエイエフビイ(本社:大分県大分市)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得株式数は3万2千株、取得価額は600万円で、関連費用を含めた総額は700万円。同社は、グループの成長戦略の一環として、理念やビジョンを共有できる企業のグループ化を進めている。

 エイエフビイは、1971年創業の地域密着型の広告代理店で、テレビ・ラジオ・新聞など各種メディアに加え、イベント運営やWeb制作など幅広いサービスを展開している。ジェイリースは、同社が有する広告ノウハウとメディアネットワークを活用することで、マーケティング力の強化を図る考え。特に賃貸業界におけるDX化の進展を背景に、物件紹介動画などの新サービス開発による相乗効果を見込んでいる。

 今回の子会社化により、ジェイリースは不動産関連事業におけるプロモーション支援体制の拡充を目指す。2026年3月期の業績への影響は軽微と見られるが、中長期的にはグループの企業価値向上につながると見解を示している。株式譲渡契約の締結日は7月1日で、譲渡実行は7月25日を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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