シャープ、宿泊施設向けAIコンシェルジュ「eAssistant Concierge」発売

■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献

 シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、宿泊施設向けにAIコンシェルジュサービス「eAssistant Concierge(イーアシスタント・コンシェルジュ)」の提供を開始したと発表。これは、ホテルなどのスタッフに代わって、ゲストからの問い合わせや周辺情報の案内をAIが対応するサービスであり、接客業務の効率化と省人化を目的としている。人手不足が深刻化する宿泊業界において、円滑なコミュニケーションを支援するツールとして活用が期待されている。

 同サービスは、施設のウェブサイトURLやPDF、Excelファイルを登録するだけで、AIが館内設備や観光スポットなどの情報を学習できる仕組みである。話し方やビジュアルのカスタマイズも可能で、日本語と英語の多言語対応を備える。ゲストのスマートフォンを利用するため、専用機器の導入は不要。24時間いつでも応対できる体制を整えることで、利便性と顧客満足度の向上を図る。

 また、同社が提供する宿泊施設向け情報発信サービス「Inforia」とのシームレスな連携により、ルームオーダーの受付や館内施設の混雑状況の案内なども一元化可能となる。これにより、接客業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる構成となっている。シャープは今後も、「eAssistant Concierge」の進化を通じ、業界全体の業務効率化とサービス品質の向上を目指す姿勢を明らかにしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る