モンスターラボが一時17%高、4~6月に債務超過の解消を見無とし見直し買い殺到

■24年12月期に債務超過となったが資金調達などにより純資産残高を拡充

 モンスターラボ<5255>(東証グロース)は7月2日、買い気配で始まった後17%高の233円(33円高)まで上げる場面を見せ、7日ぶりに反発している。1日の夕方に「債務超過解消見込みに関するお知らせ」を発表し、一時、見直し買いが殺到する相場となった。

 発表によると、同社は2024年12月期に債務超過となり、その後の純資産の状況について25年12月期の第1四半期連結会計期間で7億75百万円の債務超過となっている。しかし、新株予約権の発行や第三者割当による新株式発行による資金調達などにより、25年6月30日時点での純資産残高は13億60百万円となる見込みになった。

 第2四半期には為替評価損が計上される見込で、今後の決算処理の過程で減損損失等による損失を計上する可能性が潜在的に存在するが、本日(2025年7月1日)時点で計上の可能性は低いと考えており、これらを考慮した結果、当第2四半期(25年4~6月)において債務超過の解消を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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