イオレ、暗号資産金融事業への参入を正式決定、総額1億9600万円を充当

■Web3ユニット主導でサービス開発を加速

 イオレ<2334>(東証グロース)は7月1日、暗号資産金融事業への参入を決定したと発表した。これは、3月26日に開示した新事業方針に基づくもので、同社は資金調達と人材確保を通じて、新たな成長領域の開拓を図ってきた。今後は、Web3ユニットが事業の主導部門となり、詳細なサービス設計や開始時期などは確定次第速やかに公表する方針である。

 同事業には、AI領域で実績のある人材の採用費やシステム開発費など、総額1億9600万円を段階的に充当する予定である。具体的には、2027年12月までに開発やマーケティングにかかる費用を計画的に投資し、暗号資産の運用モデルの構築を進める。事業開始日は7月1日とされており、社内体制はすでに整備されつつある。

 現時点で今期業績への影響は精査中とされるが、長期的には収益拡大に寄与する可能性が高いと見られている。市場の成長性と技術革新の進展を背景に、同社の暗号資産金融分野への本格参入は、今後の企業価値向上に直結する重要な一手となる見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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