三井海洋開発、セネガル沖合サンゴマール鉱区向けFPSOによる原油生産開始

■10年間のオペレーション&メンテナンス・サービス提供へ

 三井海洋開発(MODEC)<6269>(東証プライム)は6月12日、オーストラリアのエネルギー大手Woodside Energy社より受注し建造を行った浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)「FPSO Léopold Sédar Senghor」が、セネガル沖合サンゴマール鉱区において原油の生産を開始したと発表。これはセネガル初の海底油田プロジェクトであり、ダカールの南方約100km沖合に位置している。

 このFPSOは、日量10万バレルの原油生産能力、日量130百万立方フィートのガス生産能力、日量14万5千バレルの水圧入能力、および130万バレルの原油貯蔵能力を持つ。三井海洋開発の米国子会社のSOFEC社が設計・建造したExternal Turretと呼ばれる係留設備により、水深約780mの海上に係留されている。また、今後10年間にわたり、オペレーション&メンテナンス・サービスも提供する契約が結ばれている。

 同社は、西アフリカの海洋油田開発プロジェクト向けに提供する5基目のFPSOであり、同地域で約30年のオペレーション実績を持つ。現在もガーナおよびコートジボワールにて合計2基のFPSOのチャーターサービスを行っており、西アフリカを最も重要な市場のひとつと位置づけている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■神戸大学との共同開発で年間2.2万トンのCO2削減を目指す  セブン&アイ・ホールディングス<3…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■1500を超えるエピソードが語る  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)グループ…
2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■政治リスク下の資産防衛、産金株とバリュー株が浮上  米国大統領選挙が迫る中、トランプ前大統領の支…
  2. ■トランプ氏支持率上昇でNYダウ最高値、金価格も高騰  どうも「もしトラ」らしい。あと2週間後の1…
  3.  政局の不安定化や予想外のノーベル賞受賞など、「ざんねん」な展開が続いた前週から一転、今週は企業業績…
  4. ■東証取引時間延長も視野に、証券各社の業績に注目集まる  前週は石破内閣の解散や選挙関連銘柄の低迷…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る