佐川急便、9月から「置き配」サービス本格展開へ、スマートクラブ会員とLINEユーザーが対象

■再配達削減、CO2排出量削減、物流効率化を目指す

 SGホールディングス<9143>(東証プライム)グループの佐川急便は9月2日から、荷物の受け取り方法として「置き配」を選択できるサービスを開始すると発表。このサービスは、佐川急便Webサービスのスマートクラブ会員および佐川急便LINE公式アカウントを通じて利用可能となる。対象商品は飛脚宅配便、飛脚ラージサイズ宅配便、飛脚航空便であり、宅配ボックス、玄関前、ガスメーターボックスなど、さまざまな場所を受け取り場所として指定できる。

 同サービス導入の背景には、顧客の利便性向上と物流の効率化がある。従来の指定場所配送サービスでは一部の荷物のみが対象であったが、今回のサービス拡大により、より多くの荷物で置き配が選択可能となる。これにより、受け取り方法の多様化による利便性向上だけでなく、再配達削減によるCO2排出量削減やドライバー業務の効率化も期待できる。

 佐川急便は、同サービスを通じて持続可能な物流の実現に努めるとしている。スマートクラブは登録無料の会員制Webサービスで、現在1600万人の個人会員が登録している。なお、LINE公式アカウントからの置き配選択にはスマートクラブ会員への登録とID連携が必要となる。サービスの詳細については、開始時にホームページで案内される予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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